【初記事】寄せ書きを激ウマのうどんにして食べてみた
※これは竹口の日記における初記事を、当時のままの形で展示したものです。
どうも竹口です。
別れの春ですね。
寄せ書きを書いたり、貰ったりすることも多いかと思います。
寄せ書きのイメージ
しかしながら、寄せ書きに使われる色紙はトイレのフタよりも大きいと言われており、
引っ越しを控える人にとっては重荷になってしまいます。
どうせなら、もらったその場でうどんにして食べられるような寄せ書きがいいですよね。
僕は寄せ書きを美味しく食べる方法を思いついてしまいました。
今回は離れてしまう僕の友人のために、寄せ書きを最強のうどんにしてご馳走します。
皆様にもそのレシピを特別公開しましょう。
—【作り方】—
(クリックで各項目までジャンプ)
- ・用意するもの
- ・事前準備
- 1、鍋に水を入れる
- 2、卵を炙る
- 3、卵を水に入れる
- 4、水を捨てる
- 5、うどんを防水加工する
- 6、鍋に炭酸水を入れる
- 7、寄せ書きでダシを取る
- 8、うどんを茹でる
- 9、卵をかける
- 10、調味する
- お味のほどは…
- 終わりに
・用意するもの
・コンロ
・鍋
・うどん
・水
・炭酸水
・防水スプレー
・花火
・ライター
・卵
・ホワイトボ―ド(クリアファイルなどで代用可)
・ホワイトボードマーカー
・トング(スプーンでも可)
・水入りのバケツ
以上です。作っていきましょう。僕は鍋を用意し忘れました。
・事前準備
ホワイトボードやその代わりになるものに、
ホワイトボードマーカーで寄せ書きをしてもらいましょう。
参加者が予定していたより1人少なかったので、寄せ書きをプレゼントする相手にも自分で書いてもらうことになりました。パラドックスですね。
1、鍋に水を入れる
鍋に水を入れます。
こんなに高いところからじゃなくても良いです。
バーテンダーがそのバーの店長だったらバーテンチョーだけど
結局のところ略したらバーテンであるという結論が出ました。
バーテンという呼び方には差別的な意味もあるそうですよ。
2、卵を炙る
花火に火をつけ、卵を炙ります。
安全な点火のためにロウソクなどがあると良いですね。
できたら屋外で行うのが望ましいです。
煙がすごかったので、ベランダでやるのはおすすめしません。
卵を炙り終わりました。
カラが割れてただただグロテスクになりました。
花火を使う際は、しっかり水を用意しておきましょう。
3、卵を水に入れる
あぶったことにより、煤で真っ黒になったら水に入れます。
僕の場合は全然真っ黒になりませんでした。
夏に花火をやり残したのでちょうど良かったですが、花火は卵を炙るのに適していないようですね。あと、正月に凧揚げをやり残したことも思い出したので、河原にやりに行きました。
そのときの記事もどうぞ。
4、水を捨てる
水に入れると、銀色に光って見えます。
本来ならこんな感じになるはずです。僕は無理でした。
それだけです。この水は捨ててください。
5、うどんを防水加工する
うどんに防水スプレーをかけます。
この工程により、うどんのコシがアップします。外食産業でもよく取り入れられている手法ですよね。
6、鍋に炭酸水を入れる
鍋に炭酸水を入れます。
普通の水も入れてください。
水:炭酸水=1:1になるようにしましょう。
炭酸水を使ったことで、常に泡が発生しているので沸騰しているのかどうかの見極めがプロ級の難易度になりました。覚悟しておいてください。
7、寄せ書きでダシを取る
そこに寄せ書きを入れます。
すると、寄せ書きが溶け出し、ダシになるのです。
いいダシがとれたでしょうか。
いえ、冷静に考えてください。
寄せ書きはダシになりません。
僕はうどんを入れたタイミングで気づきました。
なぜなら、旨味成分がないからです。僕は魚粉のダシも追加することにしました。
僕「魚粉ダシ入れるね」
友「おう」
僕「ごめん、間違えてガーリック入れてた」
友「おい」
僕「魚粉ダシ入れるね」
友「おう」
僕「ごめん、間違えてナツメッグ入れてた」
友「おい」
僕「魚粉ダシ入れるね」
友「おう」
僕「ごめん、間違えてガラムマサラ入れてた」
友「わざとだろ」
茶番を繰り返すと手伝ってくれていた友達に怒られますので、最終的に
カツオ味の味道楽でスパイスの香りをすべて打ち消し、調味することにしました。
このタイミングで
”ラップバトルの最後の1行っぽいことを言う”
という遊びもしましたが、
生産性はありませんでした。
8、うどんを茹でる
この寄せ書きダシで防水処理をしたうどんを茹でます。
一応 正しいかつおダシの取り方は
このようになります。
うどんは沸騰したタイミングで湯に入れ、再沸騰したらほぐしてください。湯に入れてから8分から10分で、うどんに透明感が出てくると茹で上がりです。
9、卵をかける
うどんを器によそい、炙った卵を割ってかけます。
きれいな月見うどんですね。
10、調味する
醤油などで調味をしたら完成!
うどん少なめの皿、うどん多めの皿、卵入りの皿という3種類ができました。どの皿を選ぶか話し合いで決めようとしたのですが、卵入りの皿は食べたらガンになりそうという理由でとても人気がなかったため、
じゃんけん沙汰になってしまいました。
お味のほどは…
最初は
「まずい」
「食べ物じゃないの入ってる」
「防水スプレーの味」
「調理法間違ってる」
「火薬の味する」
「スパイスの香り」
などと、根も葉もない誹謗中傷を受けていましたが、しばらく食べ進めると、
「まずい」
「ただのまずいうどん」
「茹でるのが下手なだけ」
というふうに、うどんとして認識されるようになってきました。
うどんに防水スプレーをかけたらコシが強くなって美味しいというのはそこまで一般的ではないようですね。
外食産業で防水スプレーが取り入れられているというのは嘘です。
靴用のものを使ったのもよくなかったかもしれません。
とはいえ、
前回の鍋よりは確実に美味しかったです。
終わりに
花火の炎で床が焦げました。
それも含めてきちんと後片付けはしました。
なかなかエキサイティングなクッキングでしたが、それさえ霞んでしまうくらい、
送別する友人とはたくさんの思い出を作りました。
感慨深いですね。
さようなら、竹口でした。
※この記事で使用した料理テクニックは、
ライターのARuFaさんから学びました。
*1:画像引用