竹口の日記

/entry/2020/03/06/

山越えで出会った「薬品だらけのからくり屋敷」の正体が分かった。

 

 

 

ある日、竹口とホットヘッドの2名は、「山越えして動物園に行く」という遠足を実施した。そのときに、山道でいくつかの不思議なものに出会った。

 

 

 

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ガチの廃墟だ!

中見てみろよ

 

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え!? からくり屋敷

【遠足】動物園に行くために「山越え」をしました

 

 

 

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えー...ここもからくり屋敷



 

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うわっ...めっちゃ薬品の空きビンがあるんだけど


過去にやばい研究が行われていたタイプのからくり屋敷

【遠足】動物園に行くために「山越え」をしました

 

 

 

あれから数週間が経った今日。

竹口とホットヘッドは、あの日と同じ山の中に集まった。

 

 

 

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ごきげんよう

 

 

 


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山の中から失礼します。竹口です。今回お集まりいただいたのは他でもありません。

 

 

   

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先日、遠足として山越えをした際に出会った謎の廃墟、名付けて「薬品だらけのからくり屋敷」の正体が分かったのです。

 

 

 

 

 

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それでは、早速スライドをご覧ください。

 

竹口は、山の中で突然プレゼンを始めた。

 

※実際のプレゼン資料はこちらから体験できます。

 

 

 

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私たちは初めてこの山に来たとき、馬鹿みてえに驚きました。不思議なものがたくさんあったからです。

 

間違いない

 

 

 

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しかし、その不思議を不思議、疑問を疑問のままにしておくのは聡明ではありません。私は疑問を解消するために、さまざまなアクションを取りました。

 

 

 

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まずは、薬品だらけのからくり屋敷の「薬品」の方に注目してみます。

 

 

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結果、この薬品はただの農業用殺虫剤、いわゆる農薬でした。

 

やばい研究が行われていたわけじゃなかったんだ...

 

 

 

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続いて、からくりの方に注目してみます。

 

 

 

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こちらがからくりの全貌です。左右にそれぞれ機構があるのですが、まずは左のものから見ていきましょう。

 

 

 

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左のからくりは、下部分にコンクリート製の水槽があることから......

 

 

 

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かくはん機だと考えられます。かき混ぜるための機械です。

 

 

 

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歯車が回転すると、水槽の中がかき混ぜられる仕組みになっています。

 

 

 

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このかくはん機を使って何をするのか。それは、農薬のパッケージを詳しく見てみるとわかります。

 

 

 

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この農薬は、1000倍〜2000倍に薄めてから使用しなければならないのです。

 

 

 

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この農薬は一本で500mlあるので、一本使用するのに約750L(厳密には749.5L)の水が必要になります。これは、お風呂4杯弱くらいの量です。

 

 

 

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相当な量の残骸が残っていますから、水も相当な量が必要だったのでしょう。これが、大規模なかくはんシステムが必要だった理由です。

 

だから近くに大きな井戸があったんだね。

 

 

 

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おい。今は座学の時間だ。戻れ。

日本式教育の鬼?

 

 

実際に井戸を観察しに行こうとしたホットヘッドが、竹口に制止される一幕もあった。しかし、何事もなかったかのように竹口のプレゼンは続く。

 

 

 

f:id:koichiabesan:20200528200526p:plainからくりの全貌は先程示したように、こんな感じです。次は、右側の機構を見ていきましょう。

 

 

 

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右側の機構は、動力噴霧器。ミストにして散布する機械です。

 

 

 

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かくはん機で水と混ぜ合わさった農薬は、ピンク色で示したパイプを通って、ミストとして周辺一帯に散布されるという仕組みになっています。

 

 

 

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この廃墟の裏側には、先程のパイプから繋がった噴霧口があるのでしょう。

 

 

 

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写真は似てるけど使いまわしじゃない

おい。見に行くのはダメだ。

 

文科省の犬?

 

いや、普通に不法侵入になるから行っちゃダメ。

 

噴霧口の実物を見に行こうとしたとホットヘッドが、またしても竹口から厳重注意を受ける。しかし、気を取り直して竹口はプレゼンを続ける。

 

※登山道から外れた場所を探索すると、本当に不法侵入になる可能性があります。

 

 

 

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ここまでの調査で、からくり屋敷の全貌が明らかになりました。

 

 

 

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では、このような設備を使って、何を作っているのでしょうか。木箱や農業用モノレール、みかん箱などから推測するに...

 

 

 

 

 

 

 

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みかんです。

 

「みかん箱があるからみかん」という頭の悪いロジックを展開する竹口。

 

 

 

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ということで、この薬品だらけのからくり屋敷の正体は、みかん栽培のために、農薬を薄めてミストにして散布するための設備でした。

 

 

 

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ご清聴ありがとう。

 

 

 

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ぱちぱち

 

 


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Fin