ある日、竹口とホットヘッドの2名は、「山越えして動物園に行く」という遠足を実施した。そのときに、山道でいくつかの不思議なものに出会った。
ガチの廃墟だ!
中見てみろよ
【遠足】動物園に行くために「山越え」をしました
え!? からくり屋敷?
えー...ここもからくり屋敷だ
うわっ...めっちゃ薬品の空きビンがあるんだけど【遠足】動物園に行くために「山越え」をしました
過去にやばい研究が行われていたタイプのからくり屋敷?
あれから数週間が経った今日。
竹口とホットヘッドは、あの日と同じ山の中に集まった。
山の中から失礼します。竹口です。今回お集まりいただいたのは他でもありません。
先日、遠足として山越えをした際に出会った謎の廃墟、名付けて「薬品だらけのからくり屋敷」の正体が分かったのです。
それでは、早速スライドをご覧ください。
竹口は、山の中で突然プレゼンを始めた。
※実際のプレゼン資料はこちらから体験できます。
私たちは初めてこの山に来たとき、馬鹿みてえに驚きました。不思議なものがたくさんあったからです。
間違いない
しかし、その不思議を不思議、疑問を疑問のままにしておくのは聡明ではありません。私は疑問を解消するために、さまざまなアクションを取りました。
まずは、薬品だらけのからくり屋敷の「薬品」の方に注目してみます。
結果、この薬品はただの農業用殺虫剤、いわゆる農薬でした。
やばい研究が行われていたわけじゃなかったんだ...
続いて、からくりの方に注目してみます。
こちらがからくりの全貌です。左右にそれぞれ機構があるのですが、まずは左のものから見ていきましょう。
左のからくりは、下部分にコンクリート製の水槽があることから......
かくはん機だと考えられます。かき混ぜるための機械です。
歯車が回転すると、水槽の中がかき混ぜられる仕組みになっています。
このかくはん機を使って何をするのか。それは、農薬のパッケージを詳しく見てみるとわかります。
この農薬は、1000倍〜2000倍に薄めてから使用しなければならないのです。
この農薬は一本で500mlあるので、一本使用するのに約750L(厳密には749.5L)の水が必要になります。これは、お風呂4杯弱くらいの量です。
相当な量の残骸が残っていますから、水も相当な量が必要だったのでしょう。これが、大規模なかくはんシステムが必要だった理由です。
だから近くに大きな井戸があったんだね。
おい。今は座学の時間だ。戻れ。
日本式教育の鬼?
実際に井戸を観察しに行こうとしたホットヘッドが、竹口に制止される一幕もあった。しかし、何事もなかったかのように竹口のプレゼンは続く。
からくりの全貌は先程示したように、こんな感じです。次は、右側の機構を見ていきましょう。
右側の機構は、動力噴霧器。ミストにして散布する機械です。
かくはん機で水と混ぜ合わさった農薬は、ピンク色で示したパイプを通って、ミストとして周辺一帯に散布されるという仕組みになっています。
この廃墟の裏側には、先程のパイプから繋がった噴霧口があるのでしょう。
おい。見に行くのはダメだ。
文科省の犬?
いや、普通に不法侵入になるから行っちゃダメ。
噴霧口の実物を見に行こうとしたとホットヘッドが、またしても竹口から厳重注意を受ける。しかし、気を取り直して竹口はプレゼンを続ける。
※登山道から外れた場所を探索すると、本当に不法侵入になる可能性があります。
ここまでの調査で、からくり屋敷の全貌が明らかになりました。
では、このような設備を使って、何を作っているのでしょうか。木箱や農業用モノレール、みかん箱などから推測するに...
みかんです。
「みかん箱があるからみかん」という頭の悪いロジックを展開する竹口。
ということで、この薬品だらけのからくり屋敷の正体は、みかん栽培のために、農薬を薄めてミストにして散布するための設備でした。
ご清聴ありがとう。
ぱちぱち
Fin